ぷろじぇくと、みすじら。

Android TVなBRAVIA

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7月ごろにSonyのBRAVIAはちょうど大きなモデルチェンジのタイミングでミドルレンジより上の機種はAndroid TVが搭載されるようになりました。
で、KDL-55X8500Cという機種を一応発売日に買ったのでそのメモというか人柱レビューというかなんというか。

端末情報:KDL-55X8500C

ちなみにAndroid TV搭載というのはどういうことかというと、テレビそのもののプラットフォームが謎のOSからスマートフォンと同じようにAndroidベースになったということです。

なのでGoogle Playのストアからアプリをインストールできたりといった今までのテレビとはちょっと違う感じになっています。

感想

Androidで動いてるというところからのお察しの通りで端的に言えば地雷です。

プラットフォームが刷新されたため、あらゆるものが作り直しされているが故の未完成さがかなりある上に安定性も微妙でテレビとしてどうなの感があります。
アップデートである程度機能が増えたり、安定したりしなかったらだいぶ厳しい感じですね。

ある程度は予想はしていたのですが思っていたよりもひどいですね。

よくないところ & 使えない機能

以前使っていたテレビはKDL-40W900Aという2013年のモデルなので大体2世代前ということでそこまで古くはないですが、そこからの比較ということで。

普通に機能がデグレってるのがかなりおおうっ…となるポイントです。

まさか2年後の機種で機能がしょぼくなってもっさりして不安定になるとは…って感じなのでアップデートで何とかしてほしいですが無理な予感がしていますね。すでに2か月が経過してますけど。

追記: そういえば設置しにきてもらってPlayStation 3をつないだら音は出るけど映らない事象に出くわして、挿すところを変えたりPS3の設定をリセットしてもダメで(Wii Uは映った)、設置に来た方(ソニーの人)がすみません調査しますって帰って、アップデートしたら直ったというところからのスタートだったということを思い出しました。

いいところ

いいところもあるにはあります。

Androidであることというのはちょっと面白いというか、中身が透けて見えるというか。
アプリ作れるとはいえJava書きたくないし、エミュレーター遅いしで結構つらいのですけど作れないよりはましです。なおadbで接続するならUSB(A)のオス-オスが必要なので注意です。

特にGoogle Castが組み込まれているところはよいです。Google Castというのはブラウザやアプリから画面を受信できるという機能です。

Google Castのテレビ用の外付けデバイスに相当するChromecastというものがありますが、Android TVなテレビはGoogle Castが組み込まれています。
テレビ自体がCastを受け取れるため何もせずスマートフォンやブラウザからCastするだけで自動で表示できます。
つまりChromecastやNexus Playerの場合にはまずその機器への入力切替が必要となりますがその操作が不要なのです。

追記: ChromecastはHDMI機器制御対応らしく、利点がつぶされたかと思いましたがCastやめたらテレビに戻ったりはできないっぽいのでセフセフ。

起動が速いのはスマホやパソコンのようにスリープ的な状態から復帰するだけなのでフル機能を使えるまでの時間が圧倒的に短いのです(もちろん再起動には時間かかる)。
対して40W900Aなどの以前のモデルはある時間帯(しかも時間指定不能)だけ高速起動可能状態になれるのですがその時間を外すとフル機能を使えるまでの時間が長いです。これは普通に良いところです。

おすすめのアプリ

ホーム: アプリ

折角ですのでおすすめのアプリを少しメモしておきます。Google Playアプリからだと検索できなかったりそもそも面倒だったりするので、パソコンからGoogle Playにブラウザでアクセスしてインストールするのをお勧めします。

その他

性能的にはスマホでいえばXperia Zかそれ以下ぐらい(デュアルコア)でRAMは1.5GBぐらいっぽいです。絶妙にしょぼい…。実際体感的にも遅いかなって感じがします。

まとめ

すごくAndroidっぽい。たぶんすぐにアップデートされなくなってAndroidっぽさが完成するのではないかという予感がしています。

というのは半分冗談としても、現状だいぶひどいですし安い買い物ではなかったのでアップデートで前の世代並みにはよくしてほしいなというのが正直なトコロです。