Visual Studio CodeのシンタックスハイライトをWebページで使う
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Visual Studio Codeのエディタ部分はVisual Studio Codeがリリースされるよりも前からいろいろなところで使われていて、
最初はVisual Studio Online “Monaco”のエディタ部分として公開されていました。
それから徐々にMicrosoftの中での利用範囲が広がりTypeScriptのPlaygroundやWinJSのPlayground、
ちょっと変わったところではInternet Explorer/EdgeのF12開発者ツールの中でも使われていたりします。
そして月日は流れて、Visual Studio Codeがオープンソースになってついにエディタ部分(Monaco Editor)が公開されました。
ということでそれを使う方法を調べていたのですが、たまたまシンタックスハイライトの機能が備わっているのを発見したので単体でも使えるようにするライブラリを作りました。
使い方
GitHubのReleasesに一式を固めたものがあるのでそれをとってきて適当に展開します。
<script src="/shared/js/mimosa/vs/loader.js"></script>
<script src="/shared/js/mimosa/mimosa.min.js"></script>
<script>
require.config({
baseUrl: '/shared/js/mimosa/', // MimosaとMonacoの入っているディレクトリへのパス
});
// 自動で pre.vs[data-lang] な要素を探してシンタックスハイライトを適用する
Mimosa.initialize();
</script>
こんな感じでMimosaを読み込ませるものをページに書いておきます。
loaderはVSCode Loaderなのですが、これがほかのrequire機構と被ると何が起きるのかは謎です。
そして以下のように対象となるソースコードを pre 要素にして vs クラス (とスタイルのために monaco-editor)をつけておきます。
あと data-lang 属性に言語名を指定する必要があるのでそれも指定します。
対応している言語名はcss, html, javascript,…やcsharp, bat, powershell, …といった感じです。
<pre data-lang="csharp" class="monaco-editor vs"> class A { public async Task<int> Hoge() { await Task.Delay(1000); return 10; } }</pre>
そうすると以下のような感じでシンタックスハイライトが適用されます。
class A { public async Task<int> Hoge() { await Task.Delay(1000); return 10; } }
ちなみに vs-dark クラスをつけておくと黒背景になじむカラーリングになります。
class A { public async Task<int> Hoge() { await Task.Delay(1000); return 10; } }
備考
- 言語の自動検出はできない(guessみたいなのがない)
- エディタ丸ごとなので結構ヘビー
- JS側で要素を追加したときは
Mimosa.colorizeElement(target)
で
まとめ
どうぞご利用ください。
次回はMonaco Editorを使う方法について書く予定があるとかないとか(ビルド方法とかはそっちで…)。